月1回のお袋の通院のため、実家帰りを始めてから約半年。
まだそれほど心配するほど弱ってはいないので、ホッと一安心ではあるが、
今度風邪や肺炎にかかったら命に関わる可能性もあるので、
気が抜けない今日この頃。
これまでずっと放っておいた家のこと(過去のブログ参照)を
ボケ始めたお袋に話を聞いたり、通帳や色々な書類をかき集めたりして、
慌てて色々な身辺整理を始めたが、
まだまだ気が早いが、お袋の遺影の話になった。
お袋は、早くに亡くなった親父の年齢に合わせて、
若い頃の写真をと用意していたらしいが、
今は書類の山の中に埋もれてしまい、簡単には見つかりそうになかった。
そんな時、昔のアルバムを整理しようということになって、
アルバムを押し入れから引っ張りだしつつ、ついでにデジタル化しようということに。
昭和30年代に撮影したものから1つ1つながめていくと、
すっかり忘れていた昔のことを思い出し、
気がつけば日も暮れる有様。
自分が知らない若い頃の祖母の写真、お袋の写真、親父の写真、そして姉の写真。
おそらく、これからこの先、子供達が昔の写真を眺めても
「知らない人」が写っているだけでこれといった思い入れがあるとは思わない。
単なる近親の思い出を語るだけの自己満足にしか過ぎないかもしれないが、
苦痛にならない程度に「身内にはこんな人がいたんだ」と思ってもらう「物」として、
残しておいた方がいい物ではあることだけは確か。
初子ではない俺の写真は、姉より数は少ないが、
親父が生きている間はしっかりと残っている。
親父が亡くなって、思春期以降、デジカメが登場するまでの写真は、
あまり残っていない。
写真ってあまり写されたくない年頃が誰でもあると思うが、
それでも継続して残していた方が、大人になった自分の生きた思い出、証として、
絶対にあった方がいい、そう思った今日この頃。
0 件のコメント:
コメントを投稿