2012年7月11日水曜日

ちょうど4年前

ツレとの間にほんの少し隙間が出来て、少し距離を置いてみたくなった頃、青森県への異動の話があった。
通常、県外への移動の話は1ヶ月前というのがルールであるが、当時の課長はざっくばらんな人で、異動先の業務で必要不可欠な研修を4月に受けさせられたりと、3ヶ月も前から転勤の話がほぼ現実になり、それに向けて色々と片付けを進めてきた。
そんな状況での異動。見知らぬ土地への不安とこれまでやったことのない仕事への不安で、憂鬱になるのが普通であるが、俺の場合は心機一転で一人になれることのうれしさの方が優り、片道切符での新幹線移動も内心、ワクワクであった。
新居に到達し、荷物を1つずつほどき、また生活に必要な物を新たに1つ1つそろえていく楽しさ、そして1人の時間が増えることへのうれしさで、毎日、遅くまで起きていたのを今でも覚えている。

それから4年。距離を置いたためか、お互いの大切さを改めて認識し、以前に増して思いやる心が深くなった。そんな中での引越、そして異動。
早く戻りたいと思う反面、こちらでの生活のリズムが変わること、そして知り合ったたくさんの人達との別れが脳裏を横切る。
今はまだ荷造り途中で、これまで生活してきた環境とあまり変わらないが、また荷造りが終わって荷物を払い出した後、がらんとなって音が響き渡る空き部屋に身を一人置くと、なんとも言えない寂しさがわいて出るだろう。

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